新感線プロデュース いのうえ歌舞伎☆號『IZO』
ジャニーズの森田君主演の『IZO』、直前までチケットを手放そうかどうか悩んでいたのですが、新感線プロデュースだしとりあえず行っておこうと思っていってきました。
いつも新感線はパンフレットに袋がつくのでまた今回もついていると思って油断していたのですが、袋がなかった…。
鞄に入らなかったので、大き目の袋を持ってきて仕事帰りに買いに行くことにして結局買いませんでした。
わたしは時代物が苦手(笑)なので、いつも新感線のときはあらすじチェックするのですが、今回はしてなくて意味がわかるか不安な思いで観ることになってしまいました。。。
感想を簡単に書いておきます。
幕末を舞台にしたこの舞台は、岡田以蔵を主役に時代の激動の中、永遠に変わらないと思っていたものが失われていくせつなさを表現していて、最後大泣きしました。
舞台の冒頭で友達を失った以蔵は、武市半平太の元で尊皇攘夷派として「剣で今の世を変えたい」と思い人を斬り続けていたのが、いつのまにか、武市半平太に認められたくて人を斬るようになる。
結局認められないもどかしさと苛立ち。
大切にすべきものもわからなくなり全て失ってしまうことに…。
最後全て失った以蔵が打ち首になる直前、満作の花吹雪の中で叫ぶ「天など見ずに山を見ていれば良かった」「犬から人間になろうとして、侍になろうとしたけど、自分は元々人間だった」的な台詞に号泣してしまいました。
いつもの新感線っぽいところがなくて驚きましたが、これはこれで満足な舞台でした。
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