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2011年8月13日 (土)

劇団☆新感線『髑髏城の七人』2011年8月12日/梅田芸術劇場メインホール

お盆明けにアップ予定だったのに、感想書き始めたら止まらなくて、一気に書けてしまいました

わたしのツボを刺激しまくるキャストで実現した7年ぶりの『髑髏城の七人』観てきました。

ネタバレありなので隠します。

最初、おぐりんが捨之助ってことで、ハードル高すぎるやろと思ってました。

おぐりんは演技が下手なわけではなく、映像ではとってもいいと思うのですが、舞台では「もう少し」と思うことが多かったのです。

過去見て来た剣さばきもいまいちだったので、あの伝説の捨之助やるっていうので、どんな感じになるのか若干不安を持っていました。

長髪に着流しは最高に似合ってて、すっごくかっこよかったです。

タイトルをバックにポーズ決めるときも、自然と拍手してしまいました。

立ち回りも、少しぎこちなさがあるものの、思ったよりは良かったと思います。

百人切りは贋鉄斎とやるんじゃなくて、兵庫とだったのですが、「リズムが〜」って感じではありましたが、それでも初めての新感線であれは結構頑張ったな〜と思います。

周りがうますぎて(森山未来、早乙女太一、アクションクラブの皆様)、それと比較されるから若干気の毒かもしれない。

捨之助はわたしにとっては、シティハンターの遼さんみたいな感じで(笑)、エロくて、女好きな兄ちゃんで、女を守るために頑張りまっすって感じで、三枚目に見えてすっごい色気ある男前なイメージだったのですが、おぐりんがやるとどうしても、さわやかなきれいなお兄ちゃんって感じに見えました。

この辺りは人生経験なのかな〜。

もう少しこなれてくるといいのかもしれない。

他のメンツがすごすぎて、捨之助の存在感が時々空気になってしまった感じも。

途中、わたしの中で、天魔王と蘭兵衛が主人公になってしまってました(あかんあかん

他の人のほうがキャラとして濃いからなあ。

森山君演じる天魔王は今までのバージョンと比べると、とっても子供な感じに思いました。

残酷なことも平気にできてしまう子供がそのまま大人になって欲深くなってしまったイメージです。

時々イカれた感じになるのも、そういう狂気的な感じが出ていてそれはそれで面白いなあと思いました。

もうね、マント捌きは文句なし。

五右衛門ロックの頃から衰えていませんって感じです。

早乙女太一演じる蘭兵衛と剣を交えたり、彼を薬で操りながら一緒に戦うところなんて、この2人の殺陣共演をずっと夢見てたわたしは、鼻血出そうなくらい興奮しました(笑)

早乙女太一ってまだ19歳なんですよね。(公演中に20歳の誕生日迎える)

お酒飲めないくせにあの色気(笑)

まじ反則。

きれいで色っぽいくせに、人を殺る時は躊躇なく冷酷にバッサリ。

かっこえ〜〜〜

この2人の殺陣は、それを見るだけでもチケット代惜しくないくらい、ハラハラドキドキでかっこいい。

DVDだったらそこだけリピートですわ。

「棒」だった早乙女太一の台詞まわしも、少しましになってるような気がしました。

まあキャラクター的にあまり感情の起伏がない役だし、別にあれでも違和感ないんだけど。

勝地涼の兵庫はわたしのイメージそのまんま。

正義感あって、みんなに慕われてて、恋する女には一途なお調子者。

可愛いやつ。

この役演じるの初めてじゃないですよねってくらい違和感がなかった。

幕が開いたばかりの舞台でここまで役を自分のものにできるってすごいです。

勝地くんって絶対舞台で実力発揮するタイプだと思います。

これからも楽しみにしてるけど、よく考えてみたら、シリアスな役ってできるのかな

次回はそんな役も期待してます。

千葉哲也はね、もうね。

色っぽいんだよ、まったく(笑)

狸穴二郎衛門をそんなに色気ムンムンにやるか〜。

ええ男すぎるやろ。

『蛮幽鬼』のあくどいお父さん役も好きだったけど、この人ほんまにカッコいい。

小池栄子は、期待通り色っぽい極楽太夫。

密かに蘭兵衛のことが好きな設定なはずなのですが、なんかあまりお似合いじゃないので、そのギャップがなんか微妙だったかな。

まあ、早乙女太一19歳だからさ(笑)

仲里依紗は元気印の紗霧ですごくよかった。

太もももよかった(笑)

ここもなのですが、紗霧は捨之助が好きな設定で、前回の作品では、結構そういうところがちゃんと描かれてたのですが、今回は最後の方で突然「え、あなた好きだったの」っていう感じで出てくるのでとっても違和感ありました。

これは仲里依紗が悪いんじゃなくて、脚本が悪いんだと思います…。

今までは、紗霧が命を狙われているところを捨之助が助けて、無界の里にかくまってもらうようにしてもらい、紗霧は恩義を感じつつも、素直になれず、捨之助のスケベながらも、ちゃんと守ってくれるところを好きになり〜みたいな感じ(シティーハンターの遼さんと香ですよ、まさしく)だったのですが、そういうのがなくて、わかりにくかったのです。

もう少し丁寧に書いて欲しかったです。

聖子さんは、友達とも言ってたんですが、鳩がうまい(笑)

同じことやってたおぐりんと比べても年期が違う(爆)

聖子さんは舞台に出てくると安心できる女優さんの1人ですね。

今回の舞台観て、新感線って、少年漫画チックで、歌舞伎の要素も取り入れて、そのくせロックガンガン流して、日本でしか生まれえない劇団だなあだと思いました。

最高に面白い。

一緒に観にいった友達も大満足だったようですっごく喜んでくれました。

めちゃよかった。

ああ早く2回目観たいよ〜

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コメント

感動したって気持ちが本当に良く伝わってきます。
次回は、時間を作って見に行きたいです。
又、情報ブログを見せていただいて参考にさせていただきます。

ninjin_mさん>
一度機会があれば舞台を見ていただきたいなと思います。
けど、映画館でやってるゲキ×シネでも十分楽しめますよ。^^

この記事へのコメントは終了しました。

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プロフィール

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    こまち
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    観劇(蜷川幸雄氏、劇団☆新感線、野田地図中心)、映画鑑賞、美術鑑賞、ハンドメイド、クッキング、ネットショッピング
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    高橋洋、藤原竜也、勝地涼、古田新太、阿部サダヲ、橋本じゅん、早乙女太一、市川染五郎、竹野内豊(みなさん役者として尊敬してます)

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