何年ぶりのミヒャエル・ゾーヴァでしょう。
数年前に同じ美術館で見ました。
わたしの中では絵本の挿絵画家のイメージだった彼でしたが、この時に見た『箱舟』という作品がとても印象的で忘れられませんでした。
今回もその作品に再会。
すごくキレイで吸い込まれてしまうんだけど、一つ一つ細かく見るとめちゃ面白い。
箱舟に紐をつけてゴムボートに乗ってる爬虫類の動物達。
首に浮き輪つけてますよ。
荒波に飲まれそうなのに、箱舟に乗ってる動物達はのほほんって感じだし。
有名な『ちいさなちいさな王様』の原画もあったし、うさぎのエスターハージー王子もありました。
わたしの好きな『豚のスープ』もありました( ´艸`)
この人の絵は可愛いけど、それだけでなく風刺が効いてるところが面白いです。
今日初めて知ったのですが、この方一回出来上がった作品を、「もう少し手直ししたい」っていうので上に塗り重ねて、全く違う絵にしてしまって原画がないものがあるということ!
なんと、もったいない!
流れてた映像でもご本人「もったいなかったなあ」と後悔している作品もあるようで。。。
なんか、おもしろいかも、この人…( ´∀`; )
どこかの会社(忘れた)に依頼されて作ったポスターの原画(数年前のもの)はその会社の社長から買い取るといわれていたのに、いつもの手直しのためにまだ手元にあって、しかも、その手直しが今回の展覧会に間に合わず、6月半ばにご本人来日された時に自分で持ってきたんだとか…。
それもまだ未完成なんだって。
わらかすわ。。。( ´∀`; )
ポスターの横に原画が飾ってあったけど、色使いや細かいところが違ってました。
色なんて暖色系だったのに寒色系の暗い感じになってました。
いや~~~。買う気のしゃっちょさん驚くだろうね~。
「うちのポスターとちゃうやん」みたいな…。
映像の中では「チラリとしか見せてない(爆)」とおっしゃってましたが、どうでしょう。
今回ご本人来日されてた時、会場で指定のものを買えば直筆サインがもらえたんだって。
いや~~~ん。行きたかった。。。
ミヒャエルさん。また、日本にいらしてくださいね。
今度はこんなに蒸し暑い時期ではなく桜の花咲くステキな気候の時期に。
そして、桜満開の清水寺の舞台から飛び立つ豚さんの絵なんか描いてほしい( ´艸`)
その時には、また変化したポスターの原画(っていのかな?)を見せていただきたいものです。
次の美術展は天保山の『安藤忠雄建築展 2009』で、8月になったら京都文化博物館の『藤城清治 光と影の世界展』に行こうと思います。
蓮が咲いている間に大山崎山荘にも行きたいんだけどな。
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