『五右衛門ロック』 IN 大阪厚生年金会館/2008年8月9日(土)18時
行ってきましたよ!行ってきましたよ!!
五右衛門ロック。
いや〜。やっぱり期待裏切りませんね、劇団★新感線は
感想一言で言うと「めっちゃ面白かった」です。(そのまんま)
変に芸術ぶってなく、エンターテイメントまっしぐらで非常に楽しませていただきました。
今回ファンクラブで取ったので、F列センターブロックなんていう良い席で観る事ができました。
迫力はあったけど、個人的な好みとしてはもう少し後ろで見たかったかな。
新感線は照明がかっこいいから。
始まる直前に会場内でかかるJudas Priestの「Heavy Duty」を聴くと「いよいよ始まるんだなあ」と、体勢を整えに入ってしまうのですが、会場見てると結構そういう人多いですよね。
みんないっせいにパンフレットお片づけしてました(笑)
さてさて、この先ネタバレありです
幕が上がると五右衛門が上からつられて降りてきます。
豊臣秀吉を襲おうとしているわけですが、その姿がすでに笑える。
五右衛門を支えてる紐が切れちゃいけないところで切れてしまって、途中五右衛門空中浮遊状態でした。
で、無事紐が切れる音がして秀吉の上に乗っかっちゃうのですが、驚いた秀吉が身体を起こすと、五右衛門がソフトなKISS
「なんでやね~ん(爆)」とつっこんじゃいましたよ。
無事に大人しく二度寝してくれましたけど。(爆)
開始からいきなり飛ばしてくれてました。
お決まりの、最初の方の演目のタイトルが出てくる場面。
あそこ、初めて新感線見たとき、びっくらこきました。
「こんなふうにタイトル出すだなんて、映画じゃないんだから~~」って感じで。
でも、あの演出、「うわ~~キタキタ~
」って感じで気持ちが高揚するんですよね
めちゃカッコいい。
釜茹でになった五右衛門は無事に助けだされて、月生石(げっしょうせき)を求めて船出するのですが、南国に舞台を移したときは「げっ。何その展開っ」ってテンションダウンだったんです。
純粋和物でいくと思っていたので、ちょっと展開が自分の想像とちがう~。
観終わってしまえば、「ま、それもありか(笑)」って感じだったのですが。
五右衛門演じる古田さん、前にも書いてますが、テレビからは想像できないくらい(失礼)、カッコいいっす
存在感が違うのだよ~。(お腹出てても…)
吉原御免状に続き新感線2作目の、真砂のお竜演じる松雪泰子さん。
この人、コミカルな演技とシリアスな演技のバランスが超いいです。
もっと新感線に出てそうって思えるくらいはまってます。
これからももっと出演してほしい!
色っぽいしきれいだし、舞台の演技も踊りもうまいしね。
ちょっと『SHIROH』のお蜜さんなんか観てみたくなった。
しかしコミカルな演技を見たときに「白鳥麗子でござます(古っ)」と思い出したのは、私だけでしょうか。
新感線初出演の岩倉左門字演じる江口洋介さんは、かっこよかったです。
演技も歌もOKでした。ギター弾いてたし。
残念なことに殺陣は×でした。
もう少し練習が必要な感じですね。
つうか、新感線に出てる人みんなうますぎるんだわ。
ま、いつもあんなに激しい立ち回りしてるんだもんね~。
新感線2作目(前回『メタルマクベス』)の森山未來くん。
カルマ王子演じてます。
わたしはミュージカル観ないので、新感線でしかご縁がないのですが、この人も新感線はまりますね。
歌も殺陣もタップもうまくてカッコいい。
他の舞台も観てみたくなりましたが、やっぱり新感線でまたお目にかかりたいですね。
怪しい外人コンビの1人の川平慈英さん。
この人サッカーの解説者なんだと思ってたんですが、役者さんだったんですね。(元々はアナウンサーみたいだけど)
他の舞台に出てたのは知ってましたが、観たことなかったので、演技も歌もうまくて正直驚きました。
濱田マリさんは、可愛かったです。
以前にも何かで観た記憶があるのですが、何だったか忘れました…。
じゅんさんとのカップルがいかにも『バカップル』ですごく笑えました。
北大路欣也さんを観るのは、おそらく蜷川さんの仏壇マクベス以来でしょうか。
この作品の中で重要なクガイ王を演じてます。
この人は、何もしゃべらずにそこのいるだけで王様ですね。
あの存在感だけで役目は全て果たしてる感じです。
橋本じゅんさん、高田聖子さん、粟根まことさんなんかは、言わずもがな。
新感線のいい味だしてます。
面白くてやっぱりカッコいい人たち。
じゅんさん観るとなぜか『メタルマクベス』の『リンスはお湯に溶かして使え(なんなんだ、このタイトルは…)』のDVDが頭の中を回ります。
最後の戦いの時に、五右衛門・お竜・カルマ王子・岩倉左門字が一人ひとり名乗っていくんだけど、昔よくあったヒーローものみたいで、一人ひとり名乗るのが終わる度に拍手。
こういうお決まりだけど期待をはずさないシーンはすごく楽しいですね。
劇団★新感線の作品は、漫画とか映像作品みたいな演出がいいですね~。
観ててわかりやすいし、面白い。
最後は五右衛門ロックみんなで歌ってコンサート状態でカーテンコールへ。
観てる人もノリノリだし、役者さんもすごく楽しそう。
古田さんが客席に向かって中指立てるとき、中指でかっ!
しかも、効果音つきです。
この辺りの細かい演出が新感線のすごいところだわ。
それに音つけるか(爆)
こういう演目は観終わったあと、スカッとした爽快感があっていいですね。
楽しい気持ちで帰れるから。
ちなみに、会場出るときに悩んだけど、CD買っちゃいました。(3000円)
他にもリストバンド、携帯ストラップ、チョコクランチ(なんで?)、チロルチョコ(なんで??)、Tシャツ、タオル、団扇、古田新太コースターとか、とにかく色々グッズありました。
団扇欲しかったけど、我慢我慢。
とにかく楽しかった!観てよかった!それしか言えません。
もう一回みたいなあ。
けど暇がないんだよ…(泣)
ゲキシネになるのを待つしかないかな~。
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コメント
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なんで?のチロルチョコ、気になって買ってしまいました(笑)
凝ったイラストかと思ったのに、そうでもなくちょっと拍子抜け。
しかも小腹がすいたので、休憩中に食べようとしたら
暑さのあまり溶けちゃってたし^^; 食べましたけど(爆)
マグネットどうしようかな・・・。
濱田さん、「白夜の女騎士」に出ておられた気がしますが、
違いますか?
それにしても、北大路欣也さんが蜷川芝居に出ておられたとは
驚きです。ぜひとも観たかったなぁ。
投稿: きゃさりん | 2008年8月19日 (火) 19時48分
きゃさりん>

危険危険
チロル買ったんですね。
包装紙捨てちゃったんですか
そうだとマグネットの使い道がっ…て感じですね
濱田さんはそうです。『白夜の女騎士』でした。記憶が薄れてしまってました
欣也さんは、マクベスでは、超豪華なセットの中で揺れるマクベスを素晴らしく演じておられました。
役者ってすごいなあと驚かされた人でした。
投稿: こまち | 2008年8月20日 (水) 07時53分