ゲキ×シネ『朧の森に棲む鬼』
ゲキ×シネ2008最後の作品『朧の森に棲む鬼』またまた観て参りました。
一度洋さんファンのお友達と生の舞台を観に行って去年ゲキ×シネで京都で観ましたが、これは何度観ても面白い
新感線の作品で一番好きかも。
『SHIROH』はもちろん好きだけど、迫力が全然違うっていうか…。
普通、生の舞台であんな滝作るか
最初生で観たときぶったまげました
新感線の凄いところは、どんな作品でも、失敗したなぁって思うものがないところ。
あそこまでやってくれるなら、1万円超えのチケット代
も安心して支払えます。
舞台って作品が見えない時にお金払うからある意味投資に似てるかもね
さて、作品の感想ですが、染様演じるライはマジで悪人です。
同情の余地がありません。
汚いことでしか全てを得ることができないと思ってて、自分を守るためには人生を共にしてきた弟分までも平気で裏切る。
普通なら「ひっどい男」って感じなのだけど、超色っぽいのだよ〜
朧達(最初の方でライの前に現れる森に棲む魔物達)と同じ顔を持つ女性三人が惹かれてしまうのもわかります。
最後、死んでいるのか生きているのかわからない状態で森の中を落ち武者達(?)に命を狙われ続けて彷徨いますが、そのシーンも瞬きできないほどの迫力でした。
舞台でもすごいな~と思ったのですが、映像は映像で舞台とは思えないほどの画質と編集の良さで観る者の心を飽きさせません。
そういえば、ハラハラドキドキして泣くようなシーンがなさそうなこの作品の中で、一ヶ所毎回泣くシーンがあります。
シキブがオオキミに毒盛って殺そうと試みるんだけど、オオキミはシキブがライに惹かれていて自分をはめようとしていることもわかっていて、毒入りのお酒を手に「これを飲むから、あいつ(ライ)は止めとけ」と言って杯をあけるところ。
オオキミは自分なりに愛情表現をしたかったのでしょう。
一国の主がそんなに簡単に自ら死んじゃっていいのかって感じですが、その程度なくらいこの国は腐ってたんでしょうね。
だから、ツナの旦那のヤスマサ将軍は国を捨てて敵国に行ってしまったんでしょうね。
この作品、登場人物いろいろ魅力的ですが全て書くにはありすぎてかけないっていうか…。
この作品はいろんな人に観てもらいたいよ~。
また染様の新感線観たいなあ。
今度、いつやってくれるんだろうか…。
ゲキ×シネ2008はこの『朧の森に棲む鬼』で終わってしまいますが、また来年もやってほしいなあ~。
次にゲキ×シネに加わるのは『五右衛門ロック』かなあ。
↓ゲキ×シネ『朧の森に棲む鬼』予告編
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