祝祭音楽劇 『トゥーランドット』 2008.5.7.Wed.
大阪公演終わってしまいましたが、観て参りましたよ、祝祭音楽劇 『トゥーランドット』。
大まかなあらすじと、荒川静香が金メダル取った曲くらいしか知りませんでした。
G.W.前まではチケット手放そうと思ってたんですが、まぁたまにはミュージカルもよかろうと思い直して見に行くことにしました。
前から4列目左ブロックセンター寄りだったのですが、あの大掛かりな舞台を楽しむには前すぎでした。
大きな劇場では2階前列センターが特等席だなあって思う。
ミュージカルなんだけど、演技力のある俳優さんが結構出演されていたので、そのあたりは安心して見れた気がしますが、逆にミュージカルなのに歌を歌わない人がいるのがちょっと疑問でした。
歌えなくても出演してもらうことに意味がある、その存在感が作品に欲しかったって感じなんでしょうね。
ミュージカルは苦手だけど宮本亜門氏に関してはやぱり別かな。
次から次へと飽きさせない舞台展開で公演時間もあっという間に経ってしまいます。
けど、ストーリーかなりいじってますよね?
見てて「こんな話だったか?」とちょっと驚いてしまいました。
音楽はあの久石譲氏ですよ。
もちろん、オペラの有名な曲は流れませんよ!(劇場で「あの曲なかったね」と言っていた人がいた…)
もちろんお芝居を盛り上げ役者の感情を最大限に表現させる音楽は素晴らしかったけど、劇中「ん?千と千尋の神隠し??」と思う曲があった気が…。
ラストの妖怪みたいなのが騒いでるシーンが頭から離れなかった。。。(天下の久石氏にこんなこというのは失礼かな)
衣装はさすがの、ワダエミ氏。
豪華さはもちろん、役者が動いてこそその美しさが更に引き出される衣装はほんと素晴らしい。
今回の一番の収穫は、大衆演劇界の流し目王子こと早乙女太一君でした。
テレビで彼の女形を見たときは「ほぉ。きれ~やね~~~」ってな位にしか思ってなかったのだけど、実際見た彼は女形ではなく宦官(去勢された官吏)役だったのだけど、色っぽい。
とてもたおやかでしっとりしてて。
「ほんまに、てぃーんえいじゃーですか!?」って思いました。
マイク使ってたけど、声もよかった。
彼観るためにもう一回13500円出してもいいよって思っちゃうくらい。いや、やっぱ、13500円は痛いな…。
WOWOWでやるようなので要チェックです。
北野武に見初められ、宮本亜門に大抜擢され、お次は来年辺り蜷川さん?って思うんだけど。
蜷川さんが好きそうな香りがします。
そういえば、めっちゃ感心したのが、東京、大阪、名古屋の公演のS席が同じ値段だったこと。
なぜか大阪公演だけ高い時多いから。
トゥーランドットはあの豪華スタッフ・豪華キャスト・大掛かりなセットでも、東京と同じ価格で地方公演ができるということを証明したと思うんですけど、どうでしょうね?
A席なんて東京の方が高いし。
『天保12年のシェイクスピア』はそういう意味でも一生忘れられない。。。
読み返してみたら、あんまり褒めてないし結局何が言いたかったのだというような感想になってしまいました。
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