もう一度僕を妊娠してください!
身毒丸の劇中での有名な台詞。
10年近く前、これを聞いた時「血の繋がり以上のつながり」を切実に望んでいる少年の姿に胸が痛みました。
昨日、大阪で蜷川幸雄演出の『身毒丸』を観てきました。
この演目は、わたしが舞台に嵌った記念すべき作品です。
初めて観たときは、衝撃的すぎて、どうやって家に帰ったか記憶にありません(^^;)
今回、ファイナルだったはずの物が復活して驚き、藤原君もかなり大人になり、正直「どうかなあ」と不安だったのですが、やっぱり「大人」だなあって感じでした。
声も太くなって、最後抱き合う時なんて撫子を包み込んでる感じすらあった…。
あのシーンはやっぱり足元に跪いて撫子にしがみついて「抱いてください!!」と懇願してほしかったな。
けど、昔よりも表現力や声の出し方とか磨きがかかって、どっちがいいとは決められないですね。
どれもそれぞれに素晴らしかったし、衝撃がありました。
白石さんは、相変わらず、女性が持つ優しさ、愛らしさ、怖さ、醜さを表現してて、やっぱりうまいなぁと思いました。
これらの性質が同時に存在している複雑さを表現しきれる人は、白石さんくらいじゃないかと思う。
あと、楽しみにしていた、地下の世界に行くシーン、何度観てもあの演出はすごい。
身毒丸の心拍数が上がっていくと同時に自分の心拍数も同じペースで上がっていく。
緊張が最高に高まった瞬間地下へ飛び込み、一転地下の世界。
セットが変わったわけではないのに、照明と音楽が変わっただけで、全く別の世界に変わる。
見終わった後、またもう一度観たくなってしまいました。
なんで、身毒丸はこんなに私を引きつけるのかなあ。
もっと書きたいことあるのにまとまらない…。
昔、この舞台の凄さを両親や友達に伝えたくて伝えきれなかったことを思い出します。
色々舞台観ても、結局あまり自分は成長してないのかもしれないなぁなんて…。
そういえば、リア王の感想は?って感じですね。
このまま、アップせずに終わりそうです…。
明日明後日は、楽しみな東京で、明日はジョンフンとハイタッチ(照)、明後日は人と会う約束をしています。
思い切り楽しんできます!
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コメント
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おー「身毒丸」レポサンキュ。
この作品ちょっと生々しくて、苦手なのよねー
といっても私が観たのはTV放映の武田バージョン
でしたが…
やはり藤原版を観ておかなければ…と思うのだけど今回はタイミングが悪かったですね…
東京楽しんできてね。
投稿: こみ | 2008年3月 1日 (土) 13時33分
こみさん>
身毒丸苦手な人多そうですね。
わたしもこんなにどろどろした演目なんで好きなんだろうと思います。
とんがっていた頃の名残でしょうか?(反社会的なものに惹かれるみたいな…)
東京での昨日1日は満喫しましたよ!
めちゃステキで、益々ハマってしまいました。
洋さんという人がいながら…って感じですが、ときめく人はたくさんいたほうが楽しいですね(*^_^*)
投稿: こまち | 2008年3月 2日 (日) 09時51分